男性従業員と女性従業員


タイトルに語弊があったかもしれませんが、今まで見てきた中で「キャバクラ嬢としての彼女」といちばん仲良くなっているのはどんな人か、ということについては、ある程度の経験的な統計があります。「店の人」です。

caba3.jpg 私の数少ない経験の中でさえ、6人の女の子が店の男とデキていました。あるいは知り合っている途中でデキてしまいました。相手は店長やオーナーといった上のクラスの人のこともあるし、ボーイや客引きさんである場合もあります。それもこの6人というのは、ただお店で見たことがある、とかいった関係の女の子ではなく、私が一度でも指名したことがある、その中での数です。

確率としては相当なものだと思います。ちなみに、オーナーだの店長だのいっても、キャバクラでは若い人が多くて、オーナーでも三十代のこともあるし、店長クラスなら二十代中盤くらいの人がゴロゴロいます。

この6人の全パターンは、

1 店に勤めているうちに自然とボーイさんと仲良くなってデキてしまった→二人揃って退店
2 店のボーイさんに口説かれてデキてしまった→二人とも店には内緒で現役
3「店での待遇を良くするから」と、営業部長から口説かれて付き合う→生活費から何から全部、店長に出してもらい、店では当然VIP待遇の女の子となるが、店が潰れた途端に別れる
4 店長クラスの人とデキていたのは知ってるが、経緯は不明
5 ボーイとデキていたが、経緯も現在の状態も不明
6 上と同じ

というものです。

これはすべて、女の子自身から聞いた話だけなので、潜在的にはもっといるのかもしれません。まあ、これは私の巡り合わせで、確率としては高すぎるかもしれませんが、デキるデキないはともかく、女の子が店の男性から口説かれることが多いのは事実でしょう。

もちろん、大抵のお店では、男性従業員が女性従業員を口説くことは厳に禁じられています(そんな規則はないという店もあるとも聞きましたが、よく分かりません)。 そうでなければ、店の規律が保てないからです。つまり「裏でこっそりと」ということになります。

中には上のように店長や営業部長クラスとデキてしまって、 公然の仲となっている場合もありますが、こうなるとボーイさんの規律への意識も低下するわけで、関係ないこととはいえ、店長クラスの人が店の女の子に手を出すのはヤメてほしいものです。

ただ、これらが全部、通常の恋愛としてデキていたかというと、そうとも言えない部分があります。

上のパターンの「3」の女の子は、コラムの別項にも書いたお店の女の子で、彼女は16歳でした(なんと15歳の時からキャバクラで働いていたのだそうだ)。 この子と私はわりと仲が良かったのですが、簡単にいえば、家出して生活費のためにキャバクラで働いているという身の上でした。

それを採用する店というのも何だかアレですが、ともかくこの店で彼女は結構な人気ギャルとなり、楽しげに働いていたところを店の営業部長から半年に渡って口説かれていたというものです。彼女はずっと断り続けていたのですが、最終的には「店でのノルマも無くすし、生活費も全部面倒見てあげるから」という口説き文句に乗ったわけです。

「まあさ、いつ仕事辞めるかわかんないし、やっぱり生活見てくれるっていうの、安心感あるんだよ」と彼女は言ってました。同時に「店辞めたら、多分逃げるけどね」とも。

その言葉が証明されたのは彼女が店を辞めてすぐでした。

glass.jpg 彼女は「あたし、17歳の誕生日にキャバクラ辞めるの」というのが口癖で(もちろん、みんなに言ってたわけではないけれど)、実際に誕生日の翌日に店を辞めました。それから何週間かして電話がかかってきて、彼女と飲みに行ったのですが、「あの彼とは?」。「すぐ別れた。(もらってた)携帯も捨てちゃったから、電話番号も変わったんだ」と言ってました。

キャバクラの女の子に苦労させられているのはお客さんだけというわけでもないようです。