キャバクラ嬢がお友達を連れて来る時

  

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アフター研究会にも書いたのですが、アフターでも店外でもどちらでもいいんですけれど、「友達呼んでいい?」と言われた時は対応に困るものです。正面切って「ダメ」とも言えないし、じゃあさりげなく「ダメ」と言えばいいのかというと結局はおんなじことなので、やっぱり言えないし、遠回しに「ダメ」と言えばいいのかというと、それも全く同じだし……ということで、結局は「いいよ」と言うしかなくなるのが普通の人間です。

女の子とその友達と3人で飲む、ということは何度かありました。

「そんなにオレが信用できないか?」という気もしますが、確かに私もあんまり信用できる人間じゃないので(ブチッ)、彼女たちの判断は正しいということになります。

この場合は、もう「男女3人で飲む」ということを楽しむしかないのですが、先日、微妙な3人飲みの機会がありました。店外です。この日は最初から友達が来るということは分かっていて、それはそれでどうでも良かったわけで、楽しく3人で飲もうと決めていました。しかし、ただ楽しく飲むだけでは終わらない複雑な飲み会になってしまいました。

行ったのは白木屋とかその辺のただの居酒屋です。理由は当然「安いから」ですが、私がちょっと遅れることになってしまって、彼女たちには先に飲んでもらっていました。
私が到着したのは、30〜40分後だったでしょうか。そろそろ盛り上がっている頃だろうな、と思い行くと、何かが違っていました。私の知り合いの女の子とその友達が座っているわけですが、何だか静かです。

私が着くと、女の子は、

「あー、やっと来た」

と言いました。「友達と飲んでるところにすみませんねえ」とか言いながら、女の子の友達に「ども」とか挨拶して着席しました。(以下、私=N、女の子=C、友達=友)

C「えっと、こっちがNOFIAさん、こっちが友達の○○○」
N「ども、初めまして」
友「初めまして……」
C「……」
N「……」
友「……」
C「……」
N「えっと……」
友「……」

な、なんだ、この雰囲気は?
何だか場が沈んでいるのです。何か私に問題があるのか? そうではないのか? 

とにかく、私はお酒を頼み、他愛ない世間話をしました。Cさんも友達も曖昧に頷いたり、少しだけ笑ったりしていましたが、場の固さは拭えません。
しばらくして、友達の方がトイレに立ちました。
その時にCさんが私に話しかけてきました。

C「昨日ね、○○○(友達)の引っ越しで手伝いに行ってたのよ。彼氏と同棲するってことで、引っ越しも終わって彼氏も入れて3人で飲んでたの」
N「引っ越し手伝うって言ってたもんね」
C「みんな酔っ払って寝ちゃったんだけど、そしたらさ、○○○が寝た後に○○○の彼氏が私の布団に潜り込んで来て、「どうせバレないからやろうよ」とか言ってきてさ……」
N「……」
C「私、もちろん、ダメって言ったんだけど、どうも彼女、気付いてるみたいでさー」
N「……」
C「私、悪くないよね?」
N「……」

要するに、気まずくて当然の状況の中に私はいたわけです。

N「んな状況で、なんで2人で飲みに来んだよ……」
C「だって、約束してたし、彼女も来たいって言うし」
N「そんなもん、キャンセルするのが……」

友達がトイレから帰ってきました。
私たちはまた作り笑顔で座り直しました。

N「どれが……おいしいかな……」
C「これ……おいしいよ」
N「ああ……これは……カラアゲ?」(見りゃ分かる)
C「そう……みたいだね」
N「○○○さんも夜のお仕事してるんですか?」
友「いえ」
N「……」
C「スーパーで働いてるの」
N「ああ、なるほど」
友「……ええ」
N「……」
C「……」
N「このカラ……」
C「……」
友「……」
N「……」
C「……」
友「……」(×100)

2時間ほどその居酒屋にいたんですが(こうなると、逆に自分から帰ろうとは言いにくい)、店を出た時にはヘトヘトでした。Cさんの「もう一軒行く?」の提案はもちろん一蹴です。
早々に二人を駅まで見送りました。二人は相変わらず気まずそうでしたが、そこから先のことなど知ったことではありません。

私はそのまま見知らぬキャバクラに一人で行きました。
フリーで23歳だとかいう女の子がつきました。