ナンバー1とナンバー50

  

body.jpg

私のある友人は、あるお店に一年以上通っています。そこの店以外には決して行かない、という律儀なキャバクラ通いで、指名する子も一人に決めています。
その相手の女の子の話です。

簡単にいうと、全然人気がないんです。
もう一年以上そのお店で働いているそうなんですが、昼の仕事がメインのせいで、お店に出るのは週末に1〜2度程度です。で、彼女の不人気ぶりなんですが、これは数字で表すとはっきりするでしょう。

2週間〆のその店で、前週の指名ポイントが8ポイント。そのうち、7ポイントが私のその友人によるものです。もうひとつある指名ポイントは「友達(同じお店のキャバ嬢ということです)が席に呼んでくれて、その友達のお客さんがしぶしぶ場内を入れてくれた」のだそうで、つまり、基本的には彼女のポイントは私の友人だけの指名で成り立っていると言っても過言ではありません。

タイトルの「ナンバー50」は、大体彼女の位置しているのはそれくらいのところじゃないかな、というところからきています。

彼女の不人気を示す淋しいエピソードはたくさんあります(すべて友人から聞いたものです)。いくつかを書いてみましょう。

・彼女は日払いと2週間締めを分けて給料をもらっているのですが、日払いでほとんど終わってしまいます。前々回の2週間分の給料は3千幾ら。で、何と前回に至っては、諸経費が給料を上回ってしまい、お店から「1225円お店に払ってください」と言われたそう(笑)。「何よ、それ!」と抗議すると、「いえ、まったくきちんと計算した結果です」。

・店長に送りの車の中で「Tさん(私の友人)が1ヶ月店に来なかったら、あなたクビですから」。

・店を休むと決めていた日に用事がキャンセルになったので、お店に「今日出勤します」と電話を入れたら「来なくていいです」。

・友人が指名で行って帰った後に店長から「Tさん帰ったんなら、きみも帰っていいよ。いや、帰ってください」。

などと悲しいエピソードがたくさんあります。
私も彼女を見たことは何度かあります。ルックス的には何の問題もありません。特に美人ではないにしても、そこそこ美人であることは確かです。
それで、どうしてそんなに人気がないのでしょう。私も不思議でした。友人に訊くと、

「つまんないからですね」

という一言でした。
彼が言うには、

・ほとんど喋らない
・話題が何もない
・興味のあることが何もない
・ついたお客さんのことを全然覚えない
・気が効かない
・ノリが悪い、というかノリがないに等しい
・営業をまったくしない


「つまり……座ってるだけですね」ということのようです。

友人自体は何となく気が合うのだそうで、特に不満はないそうなのですが……(友人は自分から話すのが好き)。でも「ぼくが行かないと彼女がクビになると分かってるから、最近は使命感に似たものもあるんですけど……」と漏らしていました。

ちなみに、彼女はフリーでついたお客さんから、帰り際に「きみみたいにつまんない女の子って珍しいね」と笑顔で言われたこともあります。

結局、適性の問題なんでしょうが、それにさえもまだ気付いていないようです。
私の友人の「女の子を救うためのキャバクラ通い」は続きます。