律儀な営業をする体育系キャバ嬢の話

  

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ここしばらくは飲みに行かない時期が続いていて、最近またボチボチと飲みに行っているという現状です。
行かなくなると、営業もどんどんと減っていきますが、この間、ある一人の女の子の営業に乗って行きました。そして、この女の子の営業ぶりにはなかなか特筆 すべきものがありました。この子には4ヶ月くらい前(!)に一度会っただけなのですが、この子の電話を受けると「営業の在り方」というものを考えざるを得 ません。

そのお店に行った4ヶ月ほど前は1時間飲んだだけで、その時が初対面でした。店自体は以前も行ったことがありますが、この子と会うのはその時が初めてです。
携帯番号を書いてきたので、こちらもなんとなく教えてという、ごく普通の別れ方をしました。普通はこれで営業が来ることもあるし来ないこともあるし、来たにしても一度か二度断れば来なくなって、それでおしまいなのですが、この子は違いました。

具体的に書くと、

・翌日に電話がある→「昨日はどうもありがとうございました。楽しかったです」(普通のフォロー)

・その電話の翌日にまた電話がある→「昨日は電話してすみませんでした。また良ければ来てください」

・そして、またその翌日→「昨日は無理言ってすみませんでした」

といった三日連続営業を交わして、「これでおしまいだろうな」と思っていたら、二日ほど間をおいて、また、

「この間はどうもありがとうございました」

です。そして、次の日もまた「昨日は電話してすみませんでした」と、話の輪廻は行く宛が見えません。
ちなみに、この人は19歳と大変若いのですが、ほとんど敬語で、しかもその敬語ぶりが妙にしっかりしています。

聞けば、高校の時、バリバリの体育会系だったそうで、今でも年上に対して敬語以外を使うことには抵抗があるのだとか。
ちょっと間違うと「私は…」ではなく「自分は…」とさえ言い出しかねない気合いの入り方です。外見は金髪のギャル系なので、そこに確かに多少の違和感はあります。

結局、この4ヶ月ほとんど毎週毎週、営業を頂き、先週ついに行ってしまったという次第です。ここまで気合いを入れて営業する子はあまり見たことがありませんが、やはり体育会系の根性なのかもしれません。

「何事も諦めるな」という言葉もあるわけですし。

私も一度営業に乗ったことで今は安堵していますが……お気づきのように、この輪廻は一度店に行ったからといって消えるものではありません。
さきほども電話がありました。

「どうもこの間はありがとうございましたッ」。

根性ギャルの根性営業はもう少し続く気配が濃厚です。
行きたい店が他にある現在としては、彼女のターゲットが変更されることを祈るばかりです。