キャバクラ漫遊記 フリーでGO! 7 チャイナガール

  

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フリーでGO!はもともとNOFIAのコラムで、フリーでキャバクラに行った時に記していたものですが、結構な文章量でもあり、項目として独立させました。 まあ、特に参考になるようなところはないですが、ズルズルとキャバクラに行きまくる人間(私ですが)の姿をご覧下さい。



「そろそろお時間なんですが」

と、ボーイに声をかけられて、私は我にかえりました。
時計を見ると、早朝5時を回っていました。
気付くと、どこだかわからないショーパブのようなキャバクラで、私は若い女性と飲んでいました。

「ん?」

一瞬、何がなんだかよく分からず、しばらくして「あー、そうか」と、いろいろなことを思い出し、
そして、隣にいるこの女性が中国人GALだということにも気付きました。

「えーと……今日は……」

そう。
確か8時頃から地元のバーでお酒を飲んでいました。
午後10時過ぎまでその店で飲んで、私は何となく次の店を探していました。
最近は、キャバクラ廻りよりも、地元でバーや居酒屋などをハシゴして飲み回るということの方が多くなってきていて、たまには地元のキャバクラに行ったりすることもあるのですが、基本的にはキャバクラではなく、普通に飲み屋廻りをして夜を過ごすことがほとんどです。この日も次の店を探していたんですが、どうも行こうと思っていた店が休みだったり、入れなかったりで、どうしようもならなくなってしまいました。

「キャバでも行っか」

そう思って、地元のキャバクラに向かったのですが、いつもなら表に立っている客引きや女の子の姿がありません。誰も立っていないとということは、つまり 今、店は満員だということを示唆しています。まさか、こんな田舎街のキャバクラで待ってまで店に入ろうという気もしません。
そして、私は、

「久々に吉祥寺にでも行っか」

という思いに立ち至ったのです。
考えれば、吉祥寺に飲みに行くのも久しぶりのことです。
最後に行ったのは昨年の終わりだったかいつだったか、とにかく、それくらい前のことで、しかも、その時ですら吉祥寺に行くのは久しぶりの状況でした。
確かに最近の私は吉祥寺からは足が遠のいていました。

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午後11時。

私は久々に夜の吉祥寺の街に立っていました。
とりあえず、南口に降り立つと、本当に駅を出た瞬間、

「ああ、久しぶりですねえ」

と、長身の男性が近づいてきました。
私には彼が誰だか分かりませんが、キャバクラの客引きだという事実だけはわかります。
私も、

「ああ……久しぶりですね……」

と、適当な返事をしながらも、会話をしていると、彼はFという店の客引きで、私は以前、何度かその店に行ったことがあるようです。「あるようです」というのも妙な書き方ですが、行き当たりばったり野放図にキャバクラに行っていた時期に、いちいちすべての店を把握などしていないことの方が多いわけで、要するに行ったことを忘れている店などいくらでもあります。

どんな店だかは忘れてしまいましたが、とりあえず、どの店に行くかという目的があるわけでもないので、その店に行ってみることにしました。
料金は「本当は今、6千円なんですけど、4千円ポッキリでいいですよ」ということでした。

「それにしても、そんなに行ってるわけでもないぼくのことをよく覚えてますね」

と彼に言うと、

「私も6年、この仕事やってますからねえ」

とのお答えでした。
なるほど、6年間やっているのなら、その間にこの通りで私の姿をそれこそ何十回と見かけていたことでしょう。

私は1セット(50分)、F店で飲み、店を後にしました。
店の内容に全然触れていないのは、実際、あんまりよく覚えていないからです。

F店を出て私は歩き出しました。そして、それこそ1分も経たないうちに、

「ああ、久しぶりですね」

と、さっきとほぼ同じ言葉で別の長身の男性が声をかけてきました。この人は知っています。
S店のボーイさんです。
このS店には以前、本当によく通っていました。このコラムにも何度も出てくる思い出の店です。しかし、最後に行ってからもうどのくらい経つでしょう。半年か1年か……。いずれにしても、懐かしい気もしたので行ってみようという気になりました。
料金をきくと「新規のお試し料金でいいですよ。40分3千円か、60分5千円で」ということでしたので、私はとりあえず40分で入ってみることにしました。

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S店の店内はそこそこの活況を呈していました。
もう私が知っている女性も、私のことを知っている女性もいないはずです。
そこで私についた女の子はかなりの美形ギャルでした。
まあ、それはそれとして、私が楽しく飲んでいたら、「ああ、NOFIAさん!」と私に声をかけてくる女性がいました。声の方を見ると、昔、私の友人が指名していた女性でした。

「ああ、○○さん(女性の名前)」と私も、声をあげました。
少し彼女と話をしました。私の友人も今はほとんど店には来ていないそうです。何年か前に私と私の指名した女の子と、友人と友人が指名したこの女性と4人で大騒ぎしていた日々を懐かしく思い出しました。
しかし、懐かしいことは確かに懐かしいのですが、それにしても、この女性は何年この店にいるのだろうとも正直に思いました。ま、しかし、そんなことは私が詮索してどうなるものでもありません。

突然、店の照明が明るくなり、音楽が消えました。
思い出しました。
このS店は閉店が確か午前1時くらいと結構早いのです。私は閉店までいたということになります。

本当は吉祥寺でちょっとだけ飲んで、終電くらいに家に帰ろうと思っていたのですが、こうなってくると、もう何だかどうでもよくなってきました。
さきほどの女性に挨拶をして、S店を出ました。

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