ススキノの歩き方

  

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このページは2002年にススキノに行った時のことを当時のコラムに記したものです。ススキノにおいては、その 後もさほどの大きな変化は起こっておらず、資料として残しておきます。具体的な店名等は変わっている店もあるとは思いますが、ススキノで飲むための基本的 な処し方(客引きは無視する・店は雑誌などを使って自力で探す、など)は参考にして下さっていいと思います。




ススキノナイト 初日


私用で北海道に行きました。私用というか、端的にいうと帰省なんですが、今回の帰省で私は心に固く決めていたことがあります。

「ススキノのキャバクラに行こう」

という固い決意です。

決意と呼ぶには志の低い決意ですが、実家は北海道でも、札幌にあるわけではないので、いつも電車の中から札幌を横目で見ながらド田舎へと帰っていくのがここ数年のパターンだった私は、ススキノで飲み明かすことに強い憧れを持っていました。

今回は昔の友人たちとススキノで飲むという名目もあったのですが、とにかく北海道行きが決定した時に即座にススキノにホテルを予約しました。2泊です。

場 所もススキノのド真ん中にあるホテルで(歌舞伎町の中にビジネスホテルがないように、実はススキノのド真ん中にもそれほどホテルがあるわけではありませ ん)、すべてのベクトルは夜の遊びに向かっていました。

銀行に行き、8万円下ろしました。しかし、ふと「いやいや」と、何のいやいやだかわかりませんが、とにかく、さらに2万円を追加しました。予算は10万円です。たかが飲みに行く金額としてはかなりの予算とはいえます。

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【一日目】

札幌着午後6時。

今日はプライベートの予定は一切ありません。すべてがキャバクラのために存在しているのです。

一応、書いておきます が、ススキノで「キャバクラ」とだけ言うと、それは東京でいうセクシーパブのことを意味します。東京でいうキャバクラは「ニュークラブ」などと呼ばれているわ けですが、ここでは便宜上、キャバクラで表記します。冠としては「ニュークラブ ○○」が多いようです。

ススキノには星の数かそれをやや上回る程度に飲み屋、風俗、クラブなどが入り乱れています。数として相手に不足はないのですが、しかし、いくら何でもあまりにも情報がなさすぎるのが問題でした。
なぜかというと、これはこれからススキノに行く人にも絶対に覚えておいてほしいことなのですが、

ススキノの客引きはほぼ全部ボッタクリ

という掟があるのです。これは誇大でもなく、ススキノでは結構深刻な問題にもなっています。つまり、逆にいうと、優良店(というか普 通のお店)には客引きが存在しないわけです。店の前にボーイが立っていることすらありません。私は東京でのキャバクラ選びをすべて客引きに委ねているの で、これは大変つらい状況だといえます。しかし、とにかく絶対に客引きについていくことだけはしてはいけないことなのです。
そこで、とりあえず駅の売店で情報誌を買うことにしました。「ススキノTOWN情報」という500円の情報誌があったので、それを買いました。

これは編集者の苦渋がにじみ出ている感じもないではない雑誌でした。
札幌やススキノのおいしい食べ物屋やしゃれたお店などをたくさん紹介してくれているタウン誌で、後ろの方に多少、風俗や水商売の記事もないのではないのですが、私の買った号の特集が「おいしいごはんが大集合」と「保存版WITH THE BEATLES」(札幌でのビートルズ関係のお店の特集)というもので、とにかく、非常に健全な内容なのですが、しかし雑誌の3分の2は広告なのです。

しかも、それはクラブ、キャバクラ、ヘルス、ソープと風俗だけで、その後にサラ金の広告が続く、 という構成になっています。そして、広告量が本誌記事の量を完全に凌駕しているので、パッと開くとキャバクラやヘルスの広告だけが印象に残る、というもの でした。編集サイドとしてはもう少し健全な方向性にもっていきたいのでしょうが、広告収入との兼ね合いでこうならざるを得なかったということなのでしょう。

しかし、これが助かりました。
少なくとも広告に載っている店には(多分)ボッタクリはないと思われるし、場所も親切に書いてあるので、ガイドとしては大変に役に立ちます。実際に私は本 誌の特集は結局読んでません(失礼)。ちなみに、ススキノというのは住所区画が平城京のような厳密な区分けになっていて、「南5条西3丁目○○ビル」と書 かれてあるだけで、ほぼ正確にその場所に行くことが可能です。
しかし、それでもやはり難渋はするわけです。何しろその広告の数や大変なもので、まだ正確には数えてませんが、大小合わせて100くらいは広告があったのではないでしょうか。こちらには選ぶ基準がないわけです。

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