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体験談29



キャバ嬢にはまってしまう男の人間模様




HPをいつも楽しく拝見しております。
今から半年前に、友達に初めてキャバクラなる店に連れて行ってもらい、こんな世界があったのかとカルチャーショックを受け、 以来、その店に週1ペースで通うようになりました。HP内にキャバ嬢にはまり込んでしまった方の体験談がいくつか掲載されていますが、私自身は、 特定のキャバ嬢にはまって散財してしまったという経験はありません。もっとも、程度の差こそあれ、 週1回ペースで通うこと自体、キャバクラにはまっているといえるかもしれませんが。

さて、通い始めて数回目にお気に入りの子が現れ、その後、彼女を何回か指名し、楽しくお話をすることができました。 高価なプレゼントはしませんでしたが、キャバクラについて書かれている本を数冊(計5000円程度)彼女に差し上げ、彼女も こういうのは勉強になるといって、そこそこ喜んでおりました。

指名し始めてから一ヵ月後に、彼女は何も言わずに突然姿を消してしまいました。お互いに連絡先を交換していなかったので、 連絡も取れず、いなくなった理由を店に聞くのも野暮なので、真意の程はわかりません。

何回も指名しながら彼女と連絡先を交換しなかったのは、彼女は「私は営業とかはしない」と明言しており、 私の携帯電話の番号などを聞こうとしなかったからです。これは、この私が彼女からは好かれていなかったか、あるいは、彼女自身はキャバ勤めはあくまでもアルバイトであって、 時給分の給料がもらえればいいと考えていたから、と思います。

彼女は昼間の仕事もしており、彼女の言葉の節々から、一時的にお金が必要になってキャバ勤めをしている、 というようなことが感じられました。私もとりあえず店で楽しく話ができればよく、あまり深入りしたくないと思っていたので、 彼女の連絡先はあえて聞きませんでした。

その後は別の子を指名するようになりましたが、所詮あの彼女もキャバクラの女であって、 キャバクラでの人間関係はこんなものだ、と自分の中では割り切ったつもりでいても、一方で、あの彼女は今どうしているんだろう、 昼間の仕事に専念してるんだろうか、復帰してまた会うことはできないだろうか、と 彼女のことをいまだに思い続けている自分もいます。
一度意識してしまうと、こういうことはずっと残ってしまうものなのでしょうか。

キャバ嬢にはまってしまう男の人間模様は、谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」になぞらえることができるように思います。 有名な作品なのでご存知かもしれませんが、話を簡単に述べますと、仕事上では君子のように振舞っている私「譲治」が、 カフェで働いていた15歳の女の子「ナオミ」を気に入り、自分の元に引き取って、いい服を着せ、教育も受けさせて、 自分好みの女に仕立てようとする。
ナオミは、教育面では譲治の期待に応えられなかったが、外見面、肉体面では譲治の期待をはるかに超え、 徐々に魔性的性質を表に出していく。譲治はそんなナオミにどっぷりと漬かり、 どんどんエスカレートしていくナオミの要求に抵抗できなくなっていった。
 
その後、ナオミの乱れた男関係が発覚する。互いの不信感が募り、業を煮やした譲治はナオミを突き放す。 が、いざ彼女がいなくなると、猛烈な後悔の念に襲われ、ナオミ無しでは生きられない自分に気づき、 結局、最後はナオミの前に完全にひれ伏すのであった。

この作品は、その解釈はさまざまできると思うし、男のマゾヒズムを描こうとしたのかもしれない。 「ナオミ」と「譲治」との関係は、キャバ嬢、及び、キャバ嬢にはまってしまう男達にもあてはまってしまうように思えました。 この作品が書かれた時代(大正時代)にキャバクラは存在してませんし、あくまでも小説なので、 かなり極端な状況設定ではあると思いますが、男を手玉に取る女、 あるいは、女に手玉に取られてしまう男の本質というのは今も昔も変わらない、ということをあらためて感じました。

以上、あまり有用でなく、重い話で恐縮ですが、何かの参考 になれば幸いです。

NOFIAの感想


キャバクラ嬢とお客さんの関係を文学作品に準えた鋭い洞察力をお持ちの方です。 私にも「突然、店の女の子が姿を消した」という経験はあります。いろいろな人にある経験なのかもしれませんが、確かにいい気分ではないですね。 でも、キャバクラ経験を積むうちに、そういうこともまったく気にならなくなってしまいました。




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