ロシアが、BRICS諸国に「共同食料備蓄の創設」を呼びかけ

BRICSって、どの国もおおむね食料自給率は高くて、国にもよりますが、60〜 90%以上の食料自給率が提示されています。こちらの資料によると、BRICS 諸国は世界の食料生産の約 40〜 42%を占めていて、食糧危機とは比較的遠いですが、それでも「共同食料備蓄」を呼びかけているという。食糧安全保障について考え方が違いますね。

本来は、日本のような食料自給率が極端に低い国(作物の種、ヒナ、飼料などがほぼすべて輸入であることを考えると、日本の自給率は実質 9%程度)こそ考えなければいけないことなのですけどね。

日本って、太平洋戦争の時も食料不足で国民はひどい目に遭ったわけで。ナフサ由来のさまざまな製品があっという間に世の中から消えたように、食料も消えるときには、あっという間かもしれません。




ロシア、BRICS諸国に共同食料備蓄の創設呼びかけ

ロイター 2026/04/14

ロシア国家安全保障会議(NSC)のマスレニンコフ副書記は13日、世界最大の小麦輸出国であ​るロシアが中東での紛争に起因する世界‌的な食料安全保障リスクに対処するため、他の「BRICS」諸国や旧ソ連近隣諸国と協力して共同の食料備蓄を創設す​べきとの考えを示した。

世界の食料のおよそ半​分は肥料を用いて生産され、世界の肥料取引⁠の3分の1は中東地域の海上輸送の要衝であるホルム​ズ海峡を通過している。

ロシアの通信社の報道によると、​マスレニンコフ氏は「食料安全保障の確保には友好国との協力拡大が極めて重要であり、特に(旧ソ連を中心​とする)ユーラシア経済連合やBRICS諸国との間で共​同食料備蓄の創設を含めた協力を進めるべきだ」と述べた。

また、‌中⁠東危機が世界の食料安全保障に深刻なリスクをもたらしていると指摘。

世界的な肥料不足が初夏まで続けば主要作物の収穫量が半減する可能性​があり、近年​で最も急⁠激な食料インフレが全世界で発生しかねないと警告。世界の飢餓人口が​過去最多となる6億7300万人に達する恐れもある​と指⁠摘した。




モンスター台風がサイパンなどを襲っている

結局、これからエネルギー不足…というより、「物資不足」が顕著になる可能性が高いじゃないですか。これまでは、災害が起きたら、食料を含む援助物資を送ったりとかが普通だったんですけれど、

「それが全然ない場合はどうなるんだ?」

とか。

日本は比較的、自然災害の多い国ですけれど、救援物資って、梱包とかいろいろ含めれば、ほとんどナフサ由来というのか、要するにプラスチックで、災害の救援さえ難しくなることもあるのかなと。今年はスーパーエルニーニョになると述べる専門家もいて、それが台風の状況に影響するかどうかはともかく、荒れた自然環境になる可能性はあります。

自衛しかなくなってくる時代かもしれません。サイパンのニュースを見ていて、そう思った次第です。




スーパー台風シンラクーが猛烈な風で太平洋の米国の離島を襲う

wtop.com 2026/04/14

Super Typhoon Sinlaku pounds remote US islands in the Pacific Ocean with ferocious winds

猛烈な風と豪雨を伴う超大型台風が火曜 (4月14日)夜遅く、太平洋の離島群を襲い、人々は豪雨、強風、洪水が重なる中、飛来する木の枝や倒壊した建物から身を守るために避難場所を探していた。

アメリカ国立気象局によると、巨大台風「スーパー台風シンラクー」の中心部は、現地時間火曜夜遅く、北マリアナ諸島沿岸を猛威を振るっていた。

これは今年地球上で発生した熱帯性台風の中で最も強いもので、最大風速は時速 140マイル(時速241キロ)に達し、約 5万人が暮らす島々に停電をもたらす可能性が高い。

「甚大な被害を受けている」と、夜間だったサイパン市の市長は AP 通信に語った。「この豪雨と強風の中では、人々の救助活動を行うのは非常に困難だ。物があちこちに飛んでくる」

カマチョ氏は、何人かの人が救助されたと述べた。木々が倒れ、木造やトタン造りの建物が倒壊したという。彼は、自分のオフィスのガラス扉が割れないことを願っていると語った。

サイパン島は北マリアナ諸島最大の島で、超大型台風シンラクーが時速約5キロ(3マイル)の速度でゆっくりと接近していた。国立気象局によると、状況は夜間にかけて悪化する見込みだという。

今後数日間で勢力はやや弱まる見込みだが、シンラクーはカテゴリー4または5の台風として島々を通過するだろう。

連邦緊急事態管理庁(FEMA)は、複数の機関にまたがる支援を調整しており、FEMA 職員約 100名に加え、環境保護庁、運輸省、米陸軍工兵隊の職員も派遣すると発表した。




日本の「下水処理」も危うくなってきている模様

重油と関係した話ですね。それにしても、下水処理が滞ると、どうなるのだろう…。




重油調達で入札全社辞退 栃木県、中東情勢影響か

共同 2026/04/14

栃木県の福田富一知事は14日の定例記者会見で、下水汚泥を焼却する県下水道資源化工場(宇都宮市)で、助燃剤として使う重油を調達する一般競争入札が不調になったと明らかにした。

1月下旬に入札情報を開示し4社が参加したが、3月23日の期限までに全社が辞退した。中東情勢の影響とみられる。随意契約に切り替え、重油の確保を急いでいる。

同工場は県内で発生する年間約7万トンの下水汚泥のうち、約4万トンを焼却している。県担当者は「ここを止めるわけにいかない」と危機感を募らせる。

重油は3カ月ごとに一般競争入札で調達している。今回の入札は4~6月分の672キロリットルの調達だった。




官房長官が「ナフサの供給上の問題はない、国内で必要な量を確保と認識」と発言

これだけ(ちょっと前の記事)出荷停止が拡大している中で勇気のある発言ですね。ほぼ「詰んで」ますよ。次は医療とか食料とか玩具とか、諸々ですかね。




ナフサ供給上の問題ない、国内で必要な量を確保と認識=木原官房長官

ロイター 2026/04/14

木原稔官房長官は14日午後の会見で、中東情勢の影響で有機溶剤の原料・ナ​フサの調達が不安定になり、住宅設備メ‌ーカーが新規受注を停止するなどの影響が出ていることについて、現時点で供給上の問題が生じる​との報告はなく「日本全体として必要な​量を確保できていると承知している」⁠と述べた。

国内の精製の継続や、中東以外か​らの輸入量の倍増、有機溶剤の原料としての​トルエンやキシレンなどについては、輸出量の削減や在庫の活用を通じ、国内出荷量としては国内需要​量に応じた必要量を供給することができ​ているとした。

調達済みの輸入ナフサと国内での精製‌ナフ⁠サによる2カ月分に加え、製品在庫は2カ月分の需要を満たすことが可能で少なくとも4カ月分を確保しているという。

一方、一部で供給の偏りや流​通の目詰まり​が生じて⁠いるのは、サプライチェーン内の取引企業同士の認識の齟齬(そご)​が要因の1つだとし、「関係事業者に対し​て安⁠定供給に関する要請を実施した」と述べた。

ナフサの調達問題を理由にTOTOは13日、システムバスとユニ⁠ット​バスの新規受注を停止した​と明らかにした。タカラスタンダードやLIXILも、今後一部の商品​に影響が出る可能性があると公表している。




日本国内でシンナーを通常通り入手できると回答した企業は「2.7%」のみ




日本塗装工業会 塗料・シンナー供給不安が深刻化…国に資材供給確保を要請

TBS NEWS DIG 2026/04/14

ナフサを原料とする塗料やシンナーの供給不安が深刻化しているとして、塗装工事の業界団体である「日本塗装工業会」が国土交通省に資材の供給確保などを要請しました。

加盟社へのアンケートでは、塗料の希釈や洗浄に使うシンナーを「通常通り入手できる」と答えた企業は2.7%に留まっていて、工業会は「事業継続を脅かすレベルに達している」としています。




日本政府が「武器輸出緩和を近く決定へ」という報道を見て「武器って石油由来の塊では?」と思いAIに聞きました

報道そのものは、

> 自民党は13日、安全保障調査会などの合同会議を党本部で開き、防衛装備品の輸出ルール緩和に関する政府案を大筋了承した。

という短いものですが、武器って、ナフサ由来の部品とか、半導体とか、そういうのをやたらと使うものなんですよ。AI によると、「防衛分野は優先される」とのことで、今の「家も建たない」状況で、そんなことに回すべきなのかということから聞いてみました。太字はオリジナルのままです。


質問:「防衛分野は優先される」とのことですが、現状、家さえ建たない(田島ルーフィングやTOTOなどの受注停止で、屋根もバスユニットも作ることができない)、場合によっては、そろそろ医療への影響も出てきます。特に防衛する相手が具体的ではない現在は、人命や生活のほうを優先したほうがいいとは思うのですが、それもなかなか難しいのですかね。

Grok の回答:

はい、あなたのご指摘は非常に的を射ています。住宅(TOTOや田島ルーフィングなどの受注停止)がすでに「家が建たない」レベルで影響が出ている一方、医療への影響も徐々に出始め、防衛分野の優先供給が現実的に難しい状況です。特に「防衛する相手が具体的でない」今、人命・生活優先の判断が自然に思えますが、制度・政策・地政学的現実の壁で簡単にはいきません。

なぜ「防衛優先」が難しいのか(現状の仕組み)

・石油備蓄法の限界:国家備蓄(原油中心、240日分超)は主に燃料(ガソリン・軽油・灯油)を優先。ナフサ(石油化学原料)は「燃料」ではなく「原料」と位置づけられ、在庫はわずか20日分程度しかなく、後回しになりやすい。備蓄放出しても、まず燃料精製が優先され、ナフサ・樹脂・プラスチックまでは遅れて届く構造です。

・防衛生産基盤強化法:防衛装備のサプライチェーンを強靭化し、企業に優先供給を促す仕組みですが、ナフサや複合材の物理的な在庫が少ない今、即時的な「防衛だけ優遇」は限定的。政府は医療・物流・農業などの「国民生活関連」を並行して優先指示していますが、法的強制力(配分命令)は不十分で、企業レベルの調整に頼る部分が大きいです。

・政府の実際の対応:高市政権は「国民生活と経済活動に影響を生じないよう全力」と強調し、医療用プラスチック(注射器・カテーテル・透析回路)や一部重要物資の供給不安を認めつつ、代替調達(米国・南米など)や川中在庫活用で**国内需要4ヶ月分(一部報道では半年超)**を確保しているとしています。ただし、供給の偏り・目詰まりはすでに発生しており、建設・住宅向けは後回しになりやすい傾向です。

結果として:

・住宅・建材:TOTO(ユニットバス新規受注停止)、田島ルーフィング(アスファルトルーフィング受注停止)など、接着剤・コーティング・防水材のナフサ由来原料が直撃。屋根・バス・断熱材が作れず、「家が建たない」状態が4月から顕在化。

・医療:注射器・点滴バッグ・透析回路などのディスポーザブル製品に影響が出始め、政府も「医療優先供給」を方針化。ただし、法的根拠の弱さから完全保証は難しく、数週間〜数ヶ月で本格的な調整(価格高騰・一部制限)が出やすいと指摘されています。

優先順位の現実(人命・生活 vs 防衛)

政府は公式に「命と暮らしを守る」姿勢を強調していますが、実際の優先は以下のようになりやすい:

1. 燃料・物流・発電(ガソリン・軽油・電力維持):生活の基盤。

2. 医療・食料・緊急インフラ:人命直結。

3. 防衛:装備生産は「重要」だが、ナフサ在庫が物理的に薄いため、大幅増産や輸出向け拡大は制約大。武器(ミサイル・戦闘機部品など)の複合材・電子部品もナフサ・半導体依存が高い。

4. 一般民生(住宅・家電・日用品):影響が最も早く・広く出る。

「防衛する相手が具体的でない」今、防衛優先を強めると、住宅停止や医療逼迫が加速し、社会的不満や経済停滞を招くリスクがあります。武器輸出緩和自体は「国内生産基盤強化」の狙いですが、原料危機下では逆効果(民間資源を防衛に回す分、生活側がさらに圧迫)になる可能性も指摘されています。

結論:優先転換は「難しいが、議論は進む」

・難しい理由:制度(石油備蓄法の燃料偏重)、地政学(同盟国との防衛協力圧力)、長期的な安全保障観(防衛産業空洞化防止)。即時的な「生活最優先」全面転換は、法改正や大幅な配分ルール変更が必要。

・ただし動きはある:政府はタスクフォースで医療・重要物資の需給を監視し、融通支援を強化。ナフサ危機が長期化すれば、需要抑制(節約呼びかけ)や優先順位の見直し議論が避けられなくなります。

あなたがおっしゃるように、「人命や生活のほうを優先したほうがいい」という声は、現場(建設・医療)や専門家からすでに上がっています。状況は日々変わるので、経産省・厚労省の最新タスクフォース報告や高市首相の発信を注視すると良いでしょう。